
幸せ指数だけをとって正確に言えば きっときっと 120% *注釈a
残りの0.1% が なかなか 地味に地味に苦しい。
幸せの反対語は不幸じゃない気がするし
とりたてて 悲しむ必要はこれっぽっちもない
0.1%が
どうしてどうして 悲しいん
どうしてこんなに 寂しいん
0.1mmの小さな穴針が通るか通らないかくらいの
その小さな穴から抜けていくのは
少量が少量が重なって大量のヘモグロビン とか 亡くしたくない大切な気持ちとか
小さな針からぽとりぽとり入るのは
ナトリウム とか カリウム とか ブドウ糖 とか
あたしにはよくわからない薬 とか
0.1%の この小さなチクチクが痛くてたまらなくなる時がある
生クリーム と たくさんの空から降ってきたシアワセゴトで 埋まったはずの 小さな 0.1 が
今は妙に苦しくて
目盛り数えすぎて
考えすぎて わからなくなって
28Gは とても細いな...なんて ぼんやり ぼんやり 考えて
*a
120%って 夏休みまっさかりの新幹線の乗車率じゃないのだから、やっぱり100を基本として。
けれど、スタバのホイップクリームを えきすとらホイップクリームにすると 100%超え
よって、 普段の生活にも120%もなきにしもあらず