星がさらさら流れてふって
空へと深く続く暗闇に手を伸ばしてみる
こんなにたくさん降る星をひとつもつかめずかなしくなる
届きそうで届かない
届いた瞬間に指の間をすりぬけて
遠く遠くへいってしまう
過去も今も
もしかしたら未来も
全てが嘘になればやさしく息をすることができるようになるのかな
さっきまで手の中にあった星は
ほんとうは夜の空気 それだけだった